ダイブコンピュータはダイビングを安全に楽しむ上で最も大事な器材と言えます。
ダイビングコンピュータでは『潜水深度やNDL(無減圧潜水時間)、減圧停止時間、安全停止時間』を知ることができます。
ダイビング中は常にガイドやバディと同じ深度で潜水するわけでは無いため、体内に溜まる窒素の量は人それぞれです。
安全にダイビングを楽しむために、自分のダイブコンピュータを所有する事をオススメします。
目次
失敗しない!ダイビングコンピューターの選び方
近年ダイビングコンピューターも複数のメーカーから、色々な種類やデザインのものが販売されています。
さらにソーラー充電やBluetooth、トランスミッターなど様々な機能が備わっているものがあり、ダイビングコンピューターの購入を検討している皆様の頭を悩ませてくれていると思いますw
この記事ではいちインストラクターが考えるダイビングコンピューターの選び方の基準をご案内します。
参考にしてみてください♪
まずは3つのポイントを抑えよう!
- 値段
- ソーラー充電タイプかバッテリータイプか
- デザイン
1値段
現在市販で販売されているダイブコンピューターは安いもので2万円台、高級なモデルになると10万円オーバーとけっこう差があります。
結論から言うと安いものでも高いものでも、どの価格帯のダイブコンピューターを使用してもダイビングは出来ます!
高いもの、安いものにはそれぞれ理由があります。
高いものはソーラー充電のバッテリーであったり、ブルートゥースでログをスマホに残せたり、特殊なダイビングに対応できたりなど、使用用途が広くなる。
安いものは高い物の逆で、シンプルな機能のみが搭載されています。
また中には材質の違いにもあり、錆びにくく丈夫なチタンを使っているものはそれなりの値段がするし、樹脂製やステンレスを使用したものは比較的リーズナブルなものが多いです。
2ソーラー充電タイプかバッテリータイプか
ソーラー充電タイプ
ソーラー充電タイプとは、基盤にはめ込まれているソーラーパネルがバッテリー充電をしてくれるため、バッテリー交換の必要がありません。
『バッテリー交換の必要がない』というのは意外と重要なポイントで、バッテリータイプの場合、LOWバッテリー残量がディスプレイに表示されると不安になりますが、ソーラータタイプであればそういった心配をする必要がありません。
ソーラー充電タイプは、ディスプレイが小さく視力が悪い人は若干見辛さを感じるかもしれません。
fa-arrow-circle-rightソーラー充電タイプのダイブコンピュータ
バッテリータイプ
バッテリータイプはソーラー充電のダイブコンピューターよりも安価な値段で購入が出来ます。
また、ディスプレイが大きめのものが多く視力が悪い人でも見やすいメリットもあります。
バッテリータイプのダイブコンピューターは1年〜2年または100ダイブをめどにバッテリー交換の必要があり、バッテリー交換をメーカーや店舗に依頼すると¥4,000〜¥16,000ほどの料金がかかります。
バッテリータイプの物でもUSBを使用して充電できるものもあります。
最近では自分でバッテリー交換ができるモデルのものもありますが、セルフで交換作業を行うと耐圧検査などが出来ないことを考えるとメーカーや器材販売店舗に依頼する方がいいと思います。
3色やデザインで選ぶ
一昔前のダイブコンピュータは形も大きく、色合いも地味なものしかありませんでしたので色やデザインで選ぶなんてありえませんでした。
最近では女性的な可愛いらしいデザインをしているものもあれば、男性的で渋いデザインをしているものまで様々です!
チタン製のダイブコンピュータではベルトをチタンに変更することが出来、普段使いでもお洒落に使用することが出来ます。
抑えておきたいダイブコンピュータの5つの機能
- 警告音(アラーム)が鳴るか
- 自動的に潜水モードになるか(手動でボタンを押さないといけないものもあります)
- 安全停止時間が自動的に出るか
- バッテリーの種類(ソーラータイプ/充電式/セルフでバッテリー交換可能かなど)
- エンリッチド・エア・ナイトロックスに対応しているか
最近発売されたダイブコンピュータであれば、ほとんどの端末に上記5つの機能が搭載されていると思います。
が、購入前に販売店のスタッフに確認するのが確実です!
失敗しないダイビングコンピュータの選び方 まとめ
最低限の機能として、『アラーム』『オートで潜水モード』『オートで安全停止モード』は抑えておきましょう。
その上で料金やバッテリーの種類、画面の見易さで自分に適した物を探してみよう。
あとはご自身のスタイルに合わせて必要な機能、『フリーダイビングモード』や『エンリッチ対応』なども見てみましょう。