自分に合ったダイビングマスクの選び方 

目次

失敗しない!ダイビングマスクの選び方

いざ『ダイビングマスクを買おう!』と思っても『種類が多すぎて何を買えば良いかわからない・・・』

となって、買うことを躊躇ってしまっているMyマスク購入を検討中のダイバーさんに『自分に合った』マスクの選び方を紹介します。

マスクはダイビングをストレスなく楽しむための必須アイテムです。

自分に合わないマスクを使用していると、海水が入ってきたり、マスククリアが上手く行かなかったり・・・
また、耳抜きのしやすさにも影響を及ぼします。

マスク選びはとても重要ですので、ポイントを抑えて自分に合ったマスクを探してください^^

マスクの名称を覚えよう

ダイビングマスク 選び方

スカート

顔に直接触れる個所です。通常はシリコンが使用されています。このシリコンの質や形状でマスクの値段の高い低いが決まってきます。
高い物はシリコンの質が良く、顔へのフィット感も良いのでマスクの中に水が入って来ることが減ります。
顔に当てたときの跡の付きにくさも重要。

ストラップ

マスクが顔から離れないように抑えるバンドです。長さを調節し顔へのフィット感を調整します。

レンズ

強化ガラスが使用されているので、万が一レンズが割れても飛び散らないようになっています。
また、最近のマスクではUVカットがついているレンズも多いです。

ノーズポケット

鼻全体が覆われることで、水中で海水が鼻から逆流することを防ぎます。
水圧で圧縮されたマスク内の空気を鼻から息を吹き込むことでマスクブローさせる時や、マスククリアをする時にも活躍します。

フレーム

レンズを固定し、デザインを決定づける重要パーツ。
メーカーさんによってはフレームだけを別売しているので、別売のフレームをつけてオリジナリティの高いマスクにカスタムすることも可能!

バックル

ストラップをマスク本体に接続する物
ストラップの長さ調節をした際に長さをキープしておく働きもしてくれています。

一眼レンズ?二眼レンズ?それとも三眼レンズ??

マスクには主に一眼レンズと呼ばれるものと、二眼レンズと呼ばれるタイプの物があります。まれに、三眼タイプの物も・・・
それぞれの特徴をご紹介します。

1一眼レンズ

ダイビングマスク 選び方画像出典:GULL

眉間の部分ににフレームがなく、表情がはっきりと見え視界が広い。
写真を撮った際に表情がわかりやすく、写真が気になる女子ダイバーや、広い視界を確保したいフォト派ダイバーに人気があるのがこのタイプのマスクです。

二眼レンズと比べてマスク内の空間が若干広いので、『マスククリアがしづらい』と言われていますが、個人的には気になったことはありません。

2二眼レンズ

ダイビングマスク 選び方画像出典:GULL

左右にレンズが分かれたメガネタイプ。
最近のモデルの二眼レンズマスクはレンズ面と目の間の距離を近づけることでやや狭くなりがちな視界を広くする工夫がされている物も多く、視界に関しては一眼レンズと大きく変わらないように思います。

一眼レンズと比べてマスク内の空間が若干狭いので、『マスククリアがしやすい』と言われていますが、これに関しても個人的には大差はないと感じています。

一眼レンズと比べて大きく違うのは、オプチカルレンズ(度付きレンズ)に対応しているので、オプチカルレンズを使用したい方は、二眼レンズのマスク一択になるかと思います。

3三眼レンズ

ダイビングマスク 選び方画像出典:SUQUBAPRO

三眼レンズのマスクはマルチタイプと呼ばれています。

一見すると一眼レンズに見えますが、レンズの両脇にサイドウィンドウが付いています。
左右の視界の広さは圧倒的に広く、内容積も大きいので水中での圧迫感も軽減されます。

サイドウィンドウの分、目とレンズの間が広くなっており上下の視界は若干狭くなります。
また、マスク内の空間が広くなるため、マスククリアは若干しづらくなります。

シリコンの色による違い

シリコンのカラーによっても表情の印象や、水中での見え方が変わってきます。
現在の主なシリコンのカラーは『クリア』『ブラック』『ホワイト』の3色です。
まれにグレーやグリーンといった特殊なカラーの物も存在しますが、今回はメインの3色についてご案内します。

1クリアシリコン

ダイビングマスク 選び方画像出典:GULL

水中での明るさや視界の広さを求めるならクリアシリコンがオススメ!
一眼レンズ・クリアカラーフレームと合わせると、顔の表情もはっきりと明るく見えるので記念撮影などを楽しみたい方に適しています。

クリアタイプは外から表情を確認しやすいため、マスク内の浸水など、トラブルの発生時に周りに気づいてもらいやすいです。

表情を確認しやすい事がメリットであり、デメリットでもあります。
ノーズポケットに鼻水がまたっているのが周りの人から丸わかりになったり、ストラップをきつく絞めすぎたり、鼻から呼吸が漏れている事が原因でマスクがずり上がり、見事なブタ鼻になっている姿をさらける事にもなります。

手入れを怠るとシリコンにカビや苔が付き、それがとても目立ちます。
初心者向きであり、上級者向けでもあるのがクリアシリコンです。

2ブラックシリコン

ダイビングマスク 選び方画像出典:GULL

マスクの正面以外から余計な光が入ってこないので、水中写真撮影を楽しみたい方にオススメ!

多くのインストラクターが使用しているのがブラックシリコンタイプのダイビングマスクです。
シリコンのカラーが黒いため、クリアシリコンの様にカビや苔が付いても目立ちません。夏場などのシーズン中にフル稼働で手入れの時間が取れなくても汚れが目立たないのがありがたいですw

また、クリアシリコンは日に焼けると変色が進みシリコンが黄ばんできますが、ブラックシリコンは変色がありません。

写真の被写体になる場合には、表情があまり良く映らないので、記念撮影などの被写体側より撮影側に回る人にオススメです。

3ホワイトシリコン

ダイビングマスク 選び方画像出典:GULL

お洒落ダイバーの必需品?とにかく水中で目立ちます!

水中でも見栄えが良いため、ファッション性を求めたい特に女性ダイバーに適しています。
また、
フォト派だけどブラックシリコンだとちょっとかわいさが足りない…というアナタには、ホワイトシリコンがおススメです。

ホワイトシリコンはRyoもSenaも現在愛用中です。
ホワイトシリコンを使用しているインストラクターはブラックシリコン使用者に大して圧倒的に数が少ないので、水中でこちらを見つけてもらいやすい!

インストラクター目線でも、ホワイトシリコンのマスクをしているお客様は見つけやすくて助かりますw
記念撮影においても、表情が柔らかく明るく見えるのでオススメですよ^^

ただし、黄ばみや汚れが目立ちやすいので、保管方法にこだわることが大切です。

マスクが自分の顔にフィットしているかの確認3ポイント!

ここまでダイビングマスクの主な種類をご紹介してきました。
結構ここまでの紹介で終わってしまっているサイト様が多いので、実際に自分の顔にフィットしたマスクの選び方をご案内します。
ただし、この方法は実際にマスクを手に取り試す方法ですので、近くにダイビング器材を扱うショップがない場合には上記の内容を参考に選んでみてください。

ダイビングマスク 選び方

1・ストラップをかけずにマスクを顔に充て、鼻から息を吸います。
自分の顔に合っている物であれば、マスクが顔に吸着されて手を離してもマスクが落ちることはありません。
この時にマスクが顔から落ちてしまったり、鼻から息を吸っている時にマスクの隙間から空気が入って来る様であれば、それはマスクが自分の顔に合っていない。ということになります。

ダイビングマスク 選び方
2・マスクを吸い付けたまま顔を上下左右に軽く降ってみましょう。
顔を軽く降ってもマスクが落ちない場合、シリコンの形は自分の輪郭にフィットしている。という判断ができます。
顔を振ってマスクが外れてしまう場合、これもマスクが自分の顔に合っていない。ということになります。
ダイビングマスク 選び方画像出典:GULL
3・最後にストラップを通してフレームが鼻筋に当たらないかをチェック!
鼻が高く筋が通っていると写真ののあたりのフレームが鼻筋の骨に当たって痛い。という方、特に女性のダイバーさんで多くいらっしゃいます。
(今回COCOマスクの写真を使用させていただいておりますが、COCOマスクに限定しているわけではありません。)
これを我慢しながらダイビングを続けるのは相当なストレスになります。
シリコンの吸着も大切ですが、フレームが自分の顔に合っているかを確認するのも大切です!

    自分に合ったダイビングマスクの選び方 まとめ

    まずはデザインが気に入ったマスクを探してみてください^^

    その上で、自分の輪郭に合った物や、ダイビングスタイルに合うものを見つけていくのがいいと思います♪

    ネット通販などでデザインだけで選んでしまうと、思わぬ落とし穴にハマってしまうこともあります。
    近くにダイビングの器材屋さんがあれば実際に試着しながら自分に合ったマスクを探すのベストです!

    Re:Orca(リ オルカ)でも何種類かレンタル用のマスクを取り揃えております。
    実際にダイビング中に使用してみて感じた使用感に勝るものはないと思いますので、お気軽にお声掛けください。

    器材購入のご相談も承っております。
    また、当店でも器材の販売を格安で行っておりますので、こちらも合わせてご利用ください^^

    合わせて読みたい!自分に合った器材の選び方!!

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